照明設備の体験も可能に 体験型専門店バレットがリニューアル
ディテイリング用品専門店「BULLET(バレット、埼玉県入間郡、酒井啓文代表)」は4月1日、店舗をリニューアルし取り扱い製品を拡大。デンマーク・SCANGRIP(スキャングリップ)のディテイリングライトがラインナップに加わりました。従来から取り扱う豊富なポリッシャーなどとあわせて店頭での比較検討が可能で、同社によるとスキャングリップ製品の比較検討を行えるショップは同社が初めてとのことです。
形状も光の質も多彩なLED作業灯
ボディコーティングの下地処理において大切な照明設備。ボディカラーや室内の明るさ、映り込みなどによって見え方が左右されてしまうため、傷やシミの付着、磨き具合・磨き残し、コーティング剤の塗りムラといった塗装面の状況をしっかりと確認するためには、良好な視認環境が不可欠。そこでこだわるプロほど、室内環境を整える一環として照明設備も充実させています。
今回バレットが製品の取り扱いを開始したスキャングリップはLED作業灯の専門メーカー。ディテイリングや鈑金塗装に特化した製品だけでも幅広いラインナップを展開しており、バレットでは、持ち運びやすい小型な形状ながら最大500ルーメンの光束と独自の色温度の自動調整機能CCT SCANを備えた「SUNMUTCH4(サンマッチ4)」や、いずれも人間工学に基づいた設計にモバイルバッテリーを備え、サイズ・光量など用途に応じたタイプを選べるフラッドライトシリーズ「MULTI MUTCH(マルチマッチ)」などを取り扱います。
また、ライトの形状的な使い勝手に優れるだけでなく、照明の光自体もディテイリングに最適な品質なのも魅力。光量や色温度などの調光機能はもとより、色の見え方・正確性に関するCRI※に関してもCRI+という独自基準を採用し、ボディ塗装面を精彩に照射。研磨や清掃、塗装で起こるエラー(オーロラ傷など)の見落としを防いで仕上がり品質を向上させるとともに、作業時間の短縮にも役立ちます。
※CRI(演色評価数)は、その照らす光が物体の色の見え方に与える影響を示す指標。Raという記号と数字の組み合わせで表記され、100に近いほど自然な色の見え方を表す。
ちなみにスキャングリップは、LED作業灯の事業発足こそ2008年ですが、創業は1906年と老舗。小さな鍛冶屋をルーツとし、現在は職人向けツールを様々なブランドを通じて世界中に展開するスウェーデンのハルタホースグループの傘下となっています。ハルタホースもスウェーデンの老舗工具メーカーで、最近では日本でもキャンプ愛好家の間で美しさ斧が人気を博しており、キャンパーにとってはそちらの方が馴染みがあるかもしれません。
プロはもとよりDIY層も来訪
バレットは2018年にオープンしたディテイリング資機材の「体験型実店舗」。実店舗に先立つ2010年からBtoB(事業者間取引)を主としたEC販売を手掛けており、国内外の多彩な製品が取り揃うためディテイラーや鈑金塗装などプロ御用達となっています。実店舗オープン後は、専門事業者のほかカーディーラーやボートディテイラー、ハウスリフォーム、楽器修繕といった様々な事業者に加え、洗車好きのDIYユーザーを含めた一般カーオーナーも多く来店しているそうです。
ポリッシャー1つとっても、昨今ディテイラーから「BIGFOOT(ビッグフット)」シリーズが高い人気を博すイタリア・ルペスや、近年のコードレスの潮流を牽引するドイツ・フレックス、優れたコスパで「ShineMate(シャインメイト)」シリーズへの注目度が上昇中の中国・K&FPなど、多彩なツールをラインナップ。関越道・所沢ICから約3km程度と首都圏カーオーナーなら比較的アクセスしやすい立地なので、ポリッシャーからコンパウンド、そして今回製品群に加わった照明まで、「プロ用磨きツール」を手にとって試してみたい人は訪れてみてはいかがでしょうか。
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