ガラスコーティング に朗報、プロ用ツールの効果がスゴい! 2/2
コンシューマーでも買える、プロ用ツールの凄さを体験、納得の仕上りに感動!
さて、今回は「梅雨時期の撥水コーティングに朗報、プロ用ツールの効果がスゴい!」と言うことで、下地処理剤と撥水コーティング剤の比較レビューを行っているのだが、いよいよ本丸の「撥水コーティング剤」について、レビューしてみたいと思います。
○前回のレビューはこちらから「梅雨時期の撥水コーティングに朗報、プロ用ツールの効果がスゴい! 1/2」
結果報告
まず、結果から
施工直後、撥水コーティング状況に、見た目状の違いは!?
ムービーを見る限り、プロ用品と市販品の差は??ほとんど同じように見えますが、施工直後から数日経過した場合、そして1ヵ月が経過した後では、この状況が一変します。
では、この結果となった撥水コーティングの作業を確認してみよう。
施工前の状態
先のレビューで行った下地処理の左右差を無くすため、プロ用下地処理剤で再施工した。完全な「超親水状態」で、ガラス面に水垢も、うろこも、コーディング剤も何もない「ゼロの領域」に到達。
これをベースにコーティング剤のレビューを始めることにした。
コーティング処理開始
コーティング剤(撥水剤)には、シリコン系、フッ素系、シラン系の3系統が主流ですが、今回使用するのは、一般的な市販品のフッ素系コーティング剤(右)と、プロ用オルガノシランベースのガラス撥水コーティング剤 艶将軍【ZEEK】を使用した。
尚、コーティングに使用するコットンは一般的なものを使用。
プロ用品
適量をコットンに染みこませ、隙間があかないように丁寧に塗布していく。
化粧用のコットンを使うメリットは、毛羽立たない、無駄に量を使わない、たくさんコート剤を使うと拭き取りの時が大変になるけど、拭き取りの手間を軽減できるそうです。 また、塗り始めは「キコキコ」と音がしますが、塗りこんでくると音がしなくなります。そこまでしっかり塗り込むコツは『縦に、横に、また縦に、横に』を繰り返すことが大切。
市販品
プロ用と同様に、コットンに染みこませ、隙間が空かないように塗布します。コチラも塗り込むと音がしなくなります。
仕上げ
仕上げはきれいなクロスで拭きあげる。
匠曰く「広く拭くよりステッチのない部分だけが接地するように丸めて拭くと拭きやすい。」とのこと。拭き残しをしないように丁寧に拭き上げることが肝要。市販品はガラスに膜を張っているのに対して、プロ用品は成分がナノ単位のものなのでガラス面に浸透させているため、拭き取るくらいでは効果が落ちるという事はないそうです。
コーティング完了
さて、仕上り結果をもう一度見てみよう。
本来であれば施工してから、ある程度の時間乾燥させることが望ましいのですが、取材の都合上拭き取り仕上げの後、直ぐに水をかけることに。
しかし、双方の違いわかりますか?実は施工直後に水をかけると概ね同じように見えますので、優劣を決めることがなかなか難しいのです。今回は、判定を一ヶ月後に持ち越し確認したいと思います。
レビュー結果
匠の見解としては、
「市販品は、一般の人が使いやすく、施工後すぐに水をかけても撥水するように設計されているが、プロ用品は、塗り込みに多少のコツがあり、施工後12時間は水厳禁など取扱に制限があるので、時間と手間をかけて確実に効果を出すならプロ用品がオススメですね。」との事。
それぞれの持続性は「通常ワイパー使用頻度なら、市販品で2か月程度、プロ用品だと6ヶ月くらいじゃないかな?間欠ワイパー使用なら1年程度効果発揮する場合もありますよ」と言うことでした。
梅雨時期の視界の悪いレインドライブを考えるなら、プロ用品でDIYするのはマストと言えるだろう。