コーティングでも自己修復!…基本性能も優れる米国発「ファインラボ」
適切な下地づくり、液剤の塗布、設備環境…。プロの技量を要するゆえに優れた効果が期待されるプロ用コーティング。数多あるプロ用製品の中でもアメリカ発のコーティングブランド「FEYN LAB(ファインラボ)」は、一際高い品質と独自の機能が評価され、こだわるプロディテイラーの間で広がっています。
光沢や撥水などコーティングの基本的な性能にとどまらず「ボディをしっかりと守りたい」。そんなこだわり派カーオーナーにオススメの注目の海外ブランドです。
艶・撥水だけじゃない! コーティングの驚く新機能
ファインラボのプロ用コーティング剤の中で特にユニークなのが、「自己修復機能(セルフヒーリング)」を備えた「ヒールシリーズ」。自己修復とはコーティング被膜に熱を加えることで微細な傷を修復する作用で、クルマ好きの天敵である洗車キズなどから愛車をしっかり守れるセラミックコーティングです。
もちろん、撥水性やそもそもの耐スクラッチ性能、被膜の耐久性といったコーティングの基本性能も秀逸。ヒールシリーズは自己修復などの性能重視型の「ヒールプラス」と、性能・価格を少し抑えた「ヒールライト」の2製品があり、このほか自己修復機能はないものの撥水性や耐スクラッチ性能、耐薬品性などコーティングとしての基本性能に優れた「セラミックシリーズ」や、近年人気が高まるマット(艶消し)ボディ専用のコーティング「マットセラミック」もラインナップされています。
そもそもファインラボ社とは、アメリカ・イリノイ州に拠点を構える自動車用コーティングのメーカーで、同社によると昨今広がりつつあるセラミックコーティングを15年以上前に発明。実はコーティング製品は、研究開発や製造、販売をそれぞれ異なる企業が手掛けているケースもある中で、同社では一貫して配合から出荷まで自社で管理。ナノテクノロジーを活用した高い技術と徹底された品質管理によって生み出されるコーティング製品は、現在では世界25ヵ国以上のプロディテイラーを通じ、高級車や船舶、航空機、建造物など幅広く使用されています。
日本国内では大阪の老舗ディテイリングショップ「カーメイクアートプロ」が輸入総代理店となり、サービス品質を追い求めるプロショップでの導入が広がってきています。
日本では約50のショップが認定店!
ファインラボは基本的にプロディテイラー用の製品。そのため、一般ユーザーがファインラボを体感したい場合は、取り扱っているショップを見つけるのが近道です。
特に自己修復型コーティング「ヒールシリーズ」は、一定の施工技術や設備、実績をブランド本部に認定されたプロ施工店でしか取り扱えず、現在、国内では北海道から沖縄まで約50軒が認定店に。認定店では、高性能ゆえに取り扱いが難しい「ヒールシリーズ」を温度管理なども含めてムラなく綺麗に施工してくれるほか、施工後のメンテナンスなどもしっかりケアしてくれます。
なお、ヒールシリーズ以外のファインラボ製品(セラミックシリーズ、マット)は認定施工店以外でも取り扱っています。
ファインラボを取り扱うプロ施工店では、ヒールプラスを最上位に価格設定されていることが多いですが、「ファインラボ」自体がプロ用コーティングの中でもトップクラスの高級コーティング。予算やどのぐらいの効果を期待するかを元に、自分に合った施工・製品を各取り扱い施工店と相談してみるのがオススメです。
セルフメンテ用アイテムも高品質
下地処理、液剤、施工とあわせ、コーティングの効果に大きく影響するのが、施工後のメンテナンス。
ファインラボでは、コーティング施工車用のメンテナンスキットや洗車シャンプー、簡易コーティング剤、劣化が顕著に見える樹脂(プラスチック)パーツの復元剤など、ユーザーが自分で簡単に使用できる専用メンテナンス製品も用意しています。
認定施工店で販売しているので、施工後のメンテナンス全てをお店にお願いするのもよし、一部自分で手入れしてみるのもよし、施工店と相談してコーティング被膜を維持しましょう。
愛車にとことんこだわりたいオーナーや、新し物好き、ガジェット好きがそそられる「自己修復機能」をはじめ、コーティングとしての高い基本性能が魅力のファインラボ。
唯一ネックとなるのが施工価格です。施工料金は認定店ごとに異なりますが、ヒールシリーズを筆頭にファインラボはプロ用コーティングの中でも高価なサービスメニューとなっています。
一方で、光沢や撥水だけでなくコーティングでボディをしっかりと微細傷から保護したい。だけどペイントプロテクションフィルム(PPF)みたいにフィルムを貼るのは予算的にも見た目的にも…。
そんな“一歩先のコーティング”を求めるこだわりオーナーは、一度認定施工店でご相談してみてはいかがでしょうか。