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新WPFもお披露目! 今年も美しいクルマが集まったAMC【オートモビルカウンシル】ヘリテージカーとディテイリングが織りなす美しいクルマ文化

オートモビルカウンシル2024
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今年も4月12〜14日の3日間、ヘリテージカーの祭典「オートモビルカウンシル2023(AMC、主催:AMC実行委員会)」が千葉県幕張メッセ(美浜区)で開催されました。

希少なヘリテージカーの販売店などが展示する販売車両のほか、自動車メーカーによるヘリテージカーの展示や、一際貴重なモデルが集まる主催者企画展も毎年見どころの1つ。今年は、3月13日に逝去したマルチェロ・ガンディーニ氏の追悼展「In Memory of Marcello Gandini」が緊急企画として実施され、同氏が手掛けたランボルギーニ・ミウラやカウンタックなどスーパーカーの古典的デザインともいうべき傑作モデル5台を展示。ほかにもアイルトン・セナ没後30年の記念企画や、欧州車が多いAMCでは珍しいアメ車をテーマにした特別展示なども併催され、美しいクルマが集まる会場内で一際荘厳な佇まいを見せていました。

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    マルチェッロ・ガンディーニ追悼展
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    特別展「アメリカンヘリテージ」の名車達
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    会期中に売約済みになることも多い販売車の展示

またディテイリング関連では、カーメイクアートプロが日本総代理店を務めるレザーケアブランド「COLOURLOCK(カラーロック)」の実演ブースや、貴重なデ・トマソ・パンテーラとともにセラミックコーティング(ジーテクニック)やペイントプロテクションフィルム(XPEL)、カーフィルム(ゴースト)などをPRしたアクティブガレージブース(アプローチとの共同出展)など、AMCでお馴染みとなりつつある企業が出展。価値あるヘリテージカーの美しさを維持するプロの技は、愛好家のみならず出展する販売店などからも関心を集めていました。

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プロ施工者待望の国産WPF

そして今年、AMC初出展のエスアンドカンパニー(鹿田能規代表、大阪府守口市)は、4月から販売開始した新作のウインドウプロテクションフィルム(WPF)「ARMORTEK(アーマーテック)」を披露。部品が高価な高年式スーパーカーのみならず、純正部品が供給終了している旧車・ヘリテージカーにとっても有益なWPF。その高い有用性をメルセデスベン・560SLとともにアピールしました。

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    プロ待望のWPF「アーマーテック」

WPFは主にフロントウインドウに貼り付けることで飛び石などから保護できるガラス用のプロテクションフィルム。中でもアーマーテックは、国産のPET素材を基材に用いた高い品質が特徴で、125μmの4層構造による優れた耐衝撃性に加え、高い透明度や耐候性、撥水性も兼ね備えています。特に表面のゆず肌を抑えた高い透明度は、DOI(写像鮮明性)という像の鋭さ・明瞭さを表す指標でも98.5と競合品に比べて優位な数値を示しており、安全な運転に不可欠な視界への影響を極力抑えたままフロントガラスを保護してくれます。

実はエスアンドカンパニーでは、2020年から同じく国産PETを基材としたWPFを「P-Shield(ピーシールド)」の名称で販売。WPF施工を手掛けるプロの間で高く支持されてきたほか、埼玉県警の高速車両にも導入されるなど豊富な販売実績をもっています。この国産WPFの開発から携わってきた同社では今般、生産体制の都合で一時販売休止していた従来品に代わり、WPFの製造・販売ノウハウを生かして新たにアーマーテックにリブランド。従来の高い品質・性能はそのままにリリースされた新製品には、すでに待ち望んでいたプロ施工者から多くのオーダーが入っており、今後はより使いやすいロールサイズ(=施工後の端材が少なく、1台当たりの材料費が抑えられる)なども模索していくそうです。

CARDE編集部

90年代前半から東京都下でショップを営むプロディテイラーと元業界紙記者のコンビ。“現場のリアルな視点”と“客観的な情報編集力”でカーユーザー第一の情報をお届...

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